加齢臭の原因と成分

加齢臭は中高年特有の体臭の俗称です。
2000年12月に資生堂研究所により名づけられました。
加齢臭の原因となる成分は青臭さと脂臭さを併せ持ち、男女ともに性差なく40歳代以降に増加。
自分自身の衣服から蝋燭・チーズ・古本のような臭いが一つでもしたら加齢臭と認めなくてはいけません。
加齢臭の原因になったのは、食生活。
日本人は体臭が極めて少ない民族として知られています。
日本人は低脂肪高繊維質、植物性食品が中心の食生活でしたが、戦後、高タンパク・高脂肪・肉や乳製品等の動物性脂肪過多の食事に移行したことで体臭が発生しやすくなったようです。
加齢臭は、動物性脂肪の酸化がニオイの発生源です。
まずは加齢臭の原因となる食生活を見直し、なおかつ生活習慣を見直すことが長生きの秘訣です。

加齢臭の対策方法

加齢臭の対策として体内からの改善、食事に取り入れるのが大切です。
緑茶に含まれるカテキン、大豆に含まれるイソブラン、ゴマに含まれる
セサミンに代表されるポリフェノールを摂取する・緑黄色野菜の摂取も忘れない・摂取するだけでなく、たんぱく質や、香辛料、アルコールを取り過ぎないことなど、加齢臭の対策に生活習慣を見直しましょう。
ストレス、激しい運動や強い日光などは活性酸素を作ります。
タバコは活性酸素そのものを作り出しますから控えた方がいいですね。
清潔感を保つことも加齢臭対策の一つです。
汗をかいたらまめに着替え、お風呂やシャワーの時に石鹸で洗う・まめに着替えれば常在菌の繁殖を防ぐことができます。
基本的なことですが、ハンカチやタオルを持って汗を感じたらすぐに拭き取ることが大事です。
それでも不安な人は、加齢臭対策にサプリや消臭スプレー、下着に靴下とあるので取り入れてみてはいかがでしょう。

加齢臭と父親の関係

加齢臭と言えば父親を連想してしまいます。
臭いがすると「おやじ臭しない?」などと耳にしたことがあるかもしれません。
中年からと言うだけで、男性特有とは決まっていないし、女性にも加齢臭はあるはずなのに・・・なぜか父親を想像してしまいます。
父親の枕カバーやシーツ、パジャマなどは洗濯時に柔軟剤を使っても臭いが落ちることがありません。
かなりの加齢臭が付着してしまっているのでは?と思ってしまいます。
年頃になると女の子は父親を毛嫌いするようになります。
そのためか臭くくじると「父親が発する臭いだ!」「うちの父親は加齢臭がする!」など親子喧嘩になってしまいます。
しかし、実際は違うのではないかと思うことがあります。
先日見たテレビの実験で、若い男性と自分の父親に何日かTシャツを着てもらい、それを瓶で密封します。
その瓶を娘に嗅がせてみたところ、以外にも父親のTシャツのにおいの方が好きだと言いました。
普段は嫌だと思っていても、父親の匂いは嫌いではないのでは?
父親も加齢臭対策をしておけば、臭いで娘に嫌われることはないのかもしれません。

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